スイレンの花の1日目と2日目を比較してみる
Nymphaea 'Ployden' プロイデン(熱帯スイレン・昼咲き)
蘂の形が変化しているのが興味深いですね。2日目は雌蘂を包むように防御態勢です。そして、2日目以降は雄蘂に花粉がモリモリ付いてきます。この仕組みは、自家受粉を防ぐための機能だと言われています。
1日目は雄蘂は殆ど花粉を出してません。それと、中央部に液体を湛えているのが見られます。これは口に含むと微妙に甘いです。この柱頭液へ花粉をつけた虫を引き寄せて、軽く溺れさせつつ受粉させる仕組みですね。そして、受粉が終わり日が暮れると一旦花は閉じます。眠る蓮と書いて「睡蓮」の言葉の由来でしょうね。2日目は受粉を終えた雌蘂を保護する形に変わります。そして、雄蘂の花粉量が増えてきます。3日目になると、もっと花粉が増えます。その花粉を虫に伝播させて、別の1日目の花へと到達するわけですね。
そして、種ができるのですが、このような子孫を残す仕組みとは別に、自家クローンを作ったりする品種も多数あります。このプロイデンもそのタイプで、葉の中心にムカゴという小さな株が発生して、親と全く同じ遺伝子をもつ子を増やしていくことも可能なのです。花の中からムカゴが発生するよな品種もあります(なんという仕組みでしたっけ?)
さらに、温帯種の黄色系の原種であるメキシカーナという品種は、地下でランナーを伸ばして株を増やします。この増殖力が凄くて、危険な外来植物に指定されちゃってる筈です。バナナプラントもこれの亜種でしたっけ?前にメキシカーナの地下茎を分解してみたときに、他のスイレンには見られないタイプのバナナ状の根というか芋?が沢山ありました。そのあたり、ちょと真面目に調べてみたいなぁなんて思っている今日この頃です。
太古から今に至るまで、花を咲かせつつ水辺で生き延びてきたのですから、強靱で自然の理に叶った仕組みをもっているのですねぇ
と、書いてみたものの、参考資料無し&植物学の基礎的知識すら無しなので、多分に間違いが含まれる可能性があります。スイレンの仕組みをマジに調べるかたは、あまり上記の事柄を信用しないでください(*゜∀゜*)
とっかかりとしては、ミズーリ植物園のサイトなんか参考になりそうです。
Missouri Botanical Garden
スイレンに関する記載はこのあたりNymphaeales もち、英語ですが(;゜ロ゜)
Nymphaea Mexicanaについては、USDA(アメリカ農務省)のサイトにも記載があり
PLANTS Profile for Nymphaea mexicana (yellow waterlily) | USDA PLANTS
本日届いたもの
かわゆすー
ストラップなんだけど、名前入りなんですよ。落としたり汚したりしたら可哀想なので、携帯に装着するのやめようかな(o゜▽゜)o