音と光に気散じる日々の漫録

脳脊髄液減少症の淡々とした日常。徒に音爆制作や写真撮影でワールドワイドに生存報告。  年中無休で体調不良のため、常に期待を裏切りますので、気にしつつ気にしないでくださいませ

Ableton Liveる 008 Groove機能の基礎

Ableton LiveのGroove機能の基礎をさらってみる。

MIDIWarpがONになっているオーディオに適応できる。

.argファイルを直接ドロップするか、クリップのGrooveの脇にあるホットスワップボタンを押す。(後者のほうが、ファイルブラウザでグルーブ置き場が開くので楽でしょう。)

で、Ableton Liveのグルーブってなんぞ?
「タイミングとベロシティーの情報」です。
タイミングだけをみると独自のグリッドとして働いているとも言えるかも。

調整
・ベース
基本となるグリッド解像度。8分なら8分で吸着。16分なら16。
・クオンタイズ
グルーブのグリッドへの吸着をする前準備として通常のストレートグリッドへ吸着させる度合い。
うーん、なんか変?。一度整列させてからグルーブさせたほうが、グルーブを明確に出しやすいし、扱い易いということだと思われ。すでにクォンタイズされているクリップであれば、0でも100でも変化なしのはず。(オーディオクリップに対して行う場合にはいちいちクオンタイズしなくてもここで指定すれば全部にかかるから楽)

・タイミング
グルーブファイルが持つタイミンググリッドへの吸着度。うーん、どのくらい濃くグルーブを出すかどうかとか。
・ランダム
ゆらぎを与え、人間味を出す。素材にもよるけど、たぶん数%ぐらいが適度。あまり上げると超下手くそが演奏してるみたいになる(*´∀`*)

・ベロシティー
argファイルはベロシティーの情報も持っているので、それにどの程度追従させるかどうか。ゼロでたぶん、オリジナルのまま。マイナス側にするとグルーブ上で小さい音が大きくなるという逆転になる。単音色のリズム系素材とかだとここの数値を大きくとるとグルーブ感が強くなるですよね。
つまり、上げれば音がでかくなるわけではなく、グルーブが持っているベロシティー情報に近くなる

・Amount
全てのグルーブ情報をどのくらい適応させるかを決める大ボス。プールに置いた個々のグルーブ調整して、全体を聞いてAmountを調整するという流れ。


んで、グルーブをかけた状態をオーディオなら分析ファイルへ、MIDIならデータ書き換えで固定させるのが、クリップビューのCommitボタン。ここを押してセーブしておけば、グルービーな状態でファイルが保存される。
オーディオならば非破壊で分析ファイルへ記述される。MIDIは破壊編集になるけど、再度クオンタイズすればベタ打ち状態には戻せる。

ランダムを使ったダブリング。素材次第だけど、別トラックを用意して同じクリップに対して、ストレートとランダムを適応。テキトウにパン振ってみたりで、厚みを出したりできる。

数種類のグルーブをプールしておいて、各素材に適度にタイミングを調整しつつAmountで調整最終調整って感じの流れがよいと思います。リズム系素材は同系統のグルーブを使うとまとまりがでる。SP1200のグルーブとか、そのままだと奇妙によれてるけど、うっすらとリズム全体にかけると個人的にはナイスな感じ。あとMPCのswing系も使いやすいかも。
ストレート系のグルーブをオーディオファイルのリズム系にがっつりとかけて、パキパキにジャストタイミング化させるのも、そんな雰囲気が欲しいときはアリかもね。



と、書いてることにまとまりがなくなってきた…。文章にもグルーブ機能つけてくれ(*゜∀゜*)
グルーブは個性が出る場所なので、他にもいろんなアプローチがあるとは思いますので、試してみると楽しいですよ。自作もできますし。