音と光に気散じる日々の漫録

脳脊髄液減少症の淡々とした日常。徒に音爆制作や写真撮影でワールドワイドに生存報告。  年中無休で体調不良のため、常に期待を裏切りますので、気にしつつ気にしないでくださいませ

Ableton Liveる 006 クリップにオートメーションを書く

いや、なんか大変だ。機能が多すぎて、あっちはこっちに繋がってるとかで、切り出しってできんですよ。それに音だし。字面だけで伝達するのはキビシー。けど、まあ自分用メモってことで(°°;)

セッションビューのクリップに直接オートメーションを書くっ!
(アレンジビューとは別にクリップ内で作動する)

例として、VSTで立ち上げたNIのMASSIVEにクリップビューでクリップに直接オートメーションを書くという流れ

  • プラグインデバイスからMIDIトラックへプラグイン立ち上げ。今日はMASSIVEだ。
  • クリップを作る。MIDIを打ち込む。

さて、まずはアサイン。Instrument Rackに入れてしまう方法もあるけど、直接書くパターンでゆきます。

  • Liveの中のMASSIVEのパネル(わかりにくいw)

これこれ。これはすでにアサイン終わってますが。
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  • スイッチ・三角・工具のアイコンが上に並んでいるので、とりあえず三角を押す。

んで、

  • 「Configure」を押す。
  • そのあと、MASSIVE本体のGUIを出して(出てなければ工具のアイコン押す)アサインしたいノブを触る。MASSIVEの場合8系統のマクロがあるので、それを順番に押していくの分かりやすいと思います。もちろん、マクロ以外でもアサイン可能です。この状態で、上のSSのような感じになるはず。(パラメーターや名称はパッチにより変わる)
  • 「Configure」を押して通常モードへ

で、書きます。

  • クリップビューMIDI編集へ戻ってのClipって書いてあるところの○の中にEを押す。EnvelopeのEだと思われ。
  • Envelopesのドロップダウンメニューから、今回の場合はMASSIVEの…、とりあえず、フィルタいっときますか。
  • 書き方は2種類。CRTL+BでドローモードスイッチをONにしてガシガシと直接書くパターンと、ライン上にマウスポインタを合わせてダブルクリックしてコントロールポイントをつくって任意の場所に動かしてゆくパターン。
  • フィルタの開閉なので、ダブルクリックしてコントロールポイントを作る方で…

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  • と、こんな感じに。だがしかし、繰り返しループ再生されるクリップでたとえば8小節に渡ってフィルタを開閉するとかだと、このままではできませんよね。
  • で、「link」ってところを押すと「Unlink」って表示になります。これでMIDIノートとは別のループでオートメーションが可能です。ループより短ければ、ループ内でループします。すげーわかりにくいですか?wやればわかります。クリップ内のオートメーションのループ範囲が任意に設定できるという感じ。例えば1小節のMIDIループ(オーディオでも同じですが)を4小節に渡ってエンベロープを書いてゆくとか可能。
  • オートメーションもMIDIと同じようにデュプリケートとかコピペ可能です。連続した変化などでコピペしてゆくと楽です。他のパラメータにもコピペで持って行けます。


で、たぶん初めてやると予想通り動いてくれないでしょう(*゜∀゜*)
オートメーションの値は%です。これは、現在設定されている基準値に対して%で推移するということで…つまり、閉じきってるパラメータにオートメーションをかけても、ゼロの100%もゼロってことで動きません。逆にリアルタイムで操作で喩えばフィルタをフィジコンで回した場合も追随し反映しながらさらにエンベロープがかかった状態も可能です。というか、そのようにしか動きません。なので、決め込んで書き込む場合は、その操作を行いたいパラメータをまず大きめにとるとやりやすいです。
だいたいこんな感じで、って全部のマクロにオートメーション書く必要は無いんですが、例ってことで。このスキンだと、オレンジの小玉がヒョコヒョコ動きます。あとは聞きながらフィジコンなども使って調整するといいです。
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とりあえず、こんな感じでウニウニできると思います。
はぁ、なんか文字で書くと大変だけど、やってみると楽なんですよねえ(*´∀`*)

あと、パラメーターはCRTL+Bのドローモードでも直接書けますが、解像度はクオンタイズ値を反映しますでの、普通に書くとガタガタです。(これが便利な局面もあります。たとえばゲート的に使うとかオーディオクリップの一部のピッチを弄るとか)なめらかに書くには、ALTキーを押しながら描くか、もしくはCTLR+4でクォンタイズをオフにします。そうするとねっとりと滑らかとは言わないまでもスムーズに繋がる程度の解像度で書けるです。

今回はMASSIVEでやりましたけど、他のプラグインでも大体同じです。なぜ、MASSIVEにしたかというと、MASSIVEのプリセットって8個のマクロが上手にアサインされているので、使いたいパラメータはマクロ1番〜8番をセットすればイージーだっということで(*´∀`*)
パラメーターがドバーと出るタイプのプラグインの場合、Instrumentラックにプラグインを入れて、ラックのノブにアサインして、ラックのほうにオートメーションを書き込んだほうが多分楽です。

あと、
アレンジビューのオートメーションのほうが、多分わかり易いです。こっちはアサインの仕方さえ覚えれば、普通のDAWっぽい感じでいけますので。