音と光に気散じる日々の漫録

脳脊髄液減少症の淡々とした日常。徒に音爆制作や写真撮影でワールドワイドに生存報告。  年中無休で体調不良のため、常に期待を裏切りますので、気にしつつ気にしないでくださいませ

Ableton Liveる 011 Utilityで楽にミックス

ミックス作業で全体を見ながら調整するには、「Track volume」つまりミキサーのフェーダーを使うことになるんだけど、すでにクリップに対するvolumeエンベロープが書かれていたら?
そのトラックのすべてのコントロールポイント選択して動かさないと調整できない状態になってしまうわけです。できないことはないが、非常に面倒です。それに、フィジコンのフェーダーなども封印状態になってしまいます。

まあ…、Mixerの「Track volume」だけで調整しても、小さいプロジェクトなら特に苦もないんだけどね。トラック数が多かったり、尺が長かったりしてると…、面倒そうでしょう?( ̄0 ̄)

なので、ループしてる素材のダイナミクスをいじるようなトラックには、LIVEに付属してる「Audio EffectのUtility」を最終段へインサートして、「Audio EffectのUtility」の「Gain」に対してエンベロープを書きます。
この方法であれば、ミックス作業段階でサクサクと各トラックのフェーダー(Track volumeのオートメーション)が使えるわけです。

つまり、こんな感じで…
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4小節のクリップが4つ、各クリップにUtilityのGainを使ったvolume エンベロープがかかってます。この状態でボリュームフェーダー(Track volume)は自由に使えます。(ここでは、Gainのエンベロープを残しつつ、後ろ4小節をTrack volumeでフェードアウトさせています)
単体では意味無さそうにも見えますが、トラック数が多い場合はこれで作業効率はかなり変わってくるはずです。Utilityにはその他、名前の通り便利機能もあるので、どんどん使おう「Utility」ってことで。



いやー、ちょっとLIVEの基礎をサボってました。が、100回までいけるだろうか…。基本的に自分用メモみたいなものなので、気が向いたら足してゆく方向で…。ソフトの使い方は人それぞれなので、使いやすいようにやれば良いというのもありますし(*´∀`*)