音と光に気散じる日々の漫録

脳脊髄液減少症の淡々とした日常。徒に音爆制作や写真撮影でワールドワイドに生存報告。  年中無休で体調不良のため、常に期待を裏切りますので、気にしつつ気にしないでくださいませ

さて、どう読むか

体調があまりよろしくない感じですよ。強い倦怠感と頭痛…。
まあ、いつものことなんですけどねぇ。

さて、うちもそろそろ打って出るときが来たかもしれない。
いままでが酷すぎた。

以下転載

訴訟:交通事故で髄液漏れ、被害者が逆転勝訴−−名古屋高裁

 交通事故で脳脊髄(せきずい)液減少症(髄液漏れ)を発症したかが争われた訴訟で、名古屋高裁が今月18日に、事故と発症との因果関係を認める判決を言い渡していたことが分かった。高田健一裁判長は、日本神経外傷学会の診断基準から「(被害者の)疾病が脳脊髄液減少症であることは明らか」と指摘し、被害者の損害などを1564万円余と認定。加害者に対し未払い分588万円余の支払いを命じた。

 1審の津地裁伊勢支部は髄液漏れを否定した。2審判決は髄液漏れについて、国が研究中であることなどを挙げながら、「(発症のメカニズムに関する説明は)医学的な正当性を著しく欠くとはいえない」とした。

 判決によると、会社員の男性(40)は03年10月、歩道を歩行中、乗用車に後ろからはねられ、頭と腰を強打して病院に搬送された。06年3月に髄液漏れと診断され、治療を受け完治した。【渡辺暖】

髄液漏れ訴訟:被害者が勝訴…名古屋高裁
髄液漏れ訴訟:交通事故で発症とは認めず 東京地裁判決
脳脊髄液減少症:損賠訴訟 事故で発症とは認めず−−東京地裁判決
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毎日新聞 2011年3月31日 東京朝刊

脳脊髄液減少症、事故との因果関係認定 名古屋高裁、逆転判決
2011年3月30日 10時40分
 髄液が漏れて頭痛やめまいを起こす「脳脊髄液減少症」になったのは交通事故が原因として、三重県伊勢市の男性患者(40)が損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は、「因果関係を証明できない」とした1審判決を変更し、事故の加害者側に治療費や休業損害額など600万円の支払いを命じた。
 脳脊髄液減少症は、強い衝撃を受けた首や腰から慢性的に脳脊髄液が漏れる病気。原因や病態の見解は医学界で分かれるが、18日の控訴審判決で高田健一裁判長は「外傷によって発症することは認められつつあり、厚生労働省も2010年4月に、検査が保険適用になる見解を示している」と指摘。そのうえで「男性に既往症がないことから、事故との因果関係が存在する」と結論付けた。
 判決によると、男性は03年に歩道を散歩中、後ろから来た乗用車に7メートルはね飛ばされ、腸骨骨折など重傷を負った。その後も頭痛が治まらず、複数の病院でストレスと診断されたが、06年に脳脊髄液減少症を知り、自分の血液を注入する「ブラッドパッチ療法」を受けたところ、症状が改善。仕事もできるようになった。
 NPO法人脳脊髄液減少症患者・家族支援協会」(和歌山市)によると、脳脊髄液減少症は診断基準が確立されていないことや、事故との因果関係が不明確だったため、健康保険の対象にならず、自賠責保険も適用されにくかった。事故後に同症と診断された患者が各地で賠償を求める裁判を起こし、勝訴は全国で6例目という。
 民間統計によると、交通事故でむち打ちなどを起こし、半年たっても頭痛などを訴える人は年間約5万人。その一部は脳脊髄液減少症の可能性があり、同会の中井宏代表理事は「事故3年後に診断されて因果関係を認めた点は画期的」と話している。
中日新聞